サラリーマンを趣味にする(趣味リーマン)

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PILOT(パイロット)製万年筆 μ701(ミュー701) が壊れたので修理に出してみる件

   





どうも字は汚いけど万年筆は大好きたけぼーです。私が使用しているお気に入りの万年筆にPILOT製 μ70 というものがあります。とても古い万年筆で、少し変わった形をしています。

ショートサイズの万年筆で小ぶりです。全体が銀色でやや丸みを帯びた優しい形をしています。そして何と言ってもペン先に特徴があります。

ペンの軸とペン先が一体になっているのです。こんな形の万年筆ほとんど見かけません。

というのもこのペンは現在すでに廃盤になっており、廃盤になってから30年程度経っているのでどこのお店でもまず売ってません。少し私とこのPILOTμ701の出会いについて話をさせてもらおうかと思います。

修理については第3部くらいからの記載になりますので、そちらをご参照される方は下の方に飛ばして行ってください。




PILOT μ701 との出会い

まず私は今35歳なので5歳くらいの時にもう廃盤になっているんですね。なので私はこの万年筆のことを知る由もありません。でもなぜこの万年筆を知ったのかというと、私の愛読書「趣味と文房具」にたまたま掲載されていたためです。

このペンを本で見た時に衝撃が走ったことを覚えています。

なんて綺麗な万年筆だろう。。。

流線型の一体型ボディはどんなお店でも見たことがありません。軸からペン先にかけて継ぎ目なしの美しさに一目惚れでした。

しかも日本のPILOTが作っているということで2度驚きました。というのも日本のメーカーはベーシックな形のものが多く、こういった近未来感がある作りのものは海外メーカーが得意としている分野だと思っていたからです。

万年筆に惚れてしまったらもう手に入れることしか考えられません。しかしこのPILOT μ701はすでに廃盤。店舗ではどこにも売っていません。アマゾンや楽天を探しても出てくることはありません。

オークションサイトで見ることはありますが、プレミアがついて2万近くするのがザラです。。。しかもオークションの万年筆は品質的にちょっと怖い気もします。。。

せっかく衝撃の出会いがあったのに、数週間手に入れられないもどかしさで悶々としていました。

そんな時ふと地元の古い商店街をうろつく機会があり、ぶらぶらしていると文房具屋さんを見つけました。古い文房具屋さんなのでもしかして、、、と思い入りました。

万年筆コーナーを見ると、なんと!!   ありません。。。そりゃそうですよね。

 

でも熱心に万年筆コーナーをのぞいていると、店主のおじさん(おじいさん?)が「何をお探しですか?」と訪ねてくれました。

私はダメ元で「PILOTのμ701という万年筆を探しています」と伝えると、店主のおじさんは少し考えて、

「あー、あの古いやつね。うーん、今は店舗に在庫はないなぁ。でも、、、ちょっと待ってね」

と言ってお店の奥に消えていきました。数分後に戻ってくると、手にはなんとPILOTのμ701を手に持っているのです。

そして

店主「これはもともと試し書きように置いていたμ701で、ほったらかしてしまったのでもう中でインクも固まってかけなくなっているんだ。でも、これのことだよね」

たけぼー「はい!これです!!ちょっと見せていただいていいですか?」

店主「どうぞ」

これがこの万年筆との初対面です。まさかあるとは思いませんでしたし、やはり実物を見るととんでもなく綺麗な万年筆でした。どうしてもこの万年筆が欲しい私は思い切って聞いて見ました。

たけぼー「あの、これを売っていただきたいんですが、お願いできますでしょうか」

店主「そうだね、、これは売り物ではないし、もう書けないからね。。。」

たけぼー「私が直します。(直し方は知らないけど) 例えば売るとした幾らくらいですか?」

店主「うーん、もうかけないしねぇ。。。じゃあ500円でどう?」

たけぼー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

たけぼー「え、いいんですか?もっと払いますよ??(そのまま買えばいいのに本音が流出w)というか売ってくれるんですか?」

店主「あ、そうだね。いいよ、売るよ。500円でいいよw」

たけぼー「ありがとうございます!!」

ということで、晴れてμ701が私のものになりました。この時の感動は、海に向かって好きな人に大声で告白してうまくいったくらいの感動でした(例えが独特w)。

ただ、やはり中でインクがごりごりに固まっていて、すぐには書けませんでした。そこで、万年筆を分解して、コップの水に2〜3日くらいつけてインクを洗浄し、綺麗に拭き上げて組み立てました。そこにPILOT純正のインクをさして10分ほど置くと、、、書けるようになりました!

試し書きとして使われていたころから約25年ほどは経っていたでしょう。再び万年筆がその役目を取り戻した瞬間でした。万年筆というだけあって長く使えるということを身を以て経験しました。

あぁ可愛い、、、可愛いよμ701。。。おっと気持ち悪い感じになってしまいましたねw でもそれくらい惚れ込んでいた万年筆が私の元に来たというのは嬉しいものでした。

そしてこれが、出会い。




PILOT μ701と出会ってから

めちゃくちゃ惚れた万年筆なので使わずに飾るという手もありますが、せっかく書けるようにしましたし、いつも持っていたかったので使うことにしました。

書き味は「ガチニブ」と呼ばれる部類でもうカッチカチの書き味。でも筆圧が高めの私には合っていて、結構気に入って使っていました。最初はPILOT純正の交換式のインクを使用していましたが、その後コンバーターを買い、PILOT色彩雫シリーズのインクを色々試して使っていました。

特にPILOTの色彩雫シリーズ、「紺碧 kon-peki」との組み合わせが気に入っていました。銀色の美しい万年筆のペン先から、雲ひとつない空の青色のインクで字を書く。もうそれだけで楽しかったです。

で、ここで気になる方もいるかもしれません。「楽しかった」と過去形になっていることが。。。

PILOT μ701を手に入れて4年ほど使っていたのですが、ある時から少しインク漏れが起きるようになりました。最初は少しずつ、、、そして日を追うごとにその量が増えていったのです。。。

もう私としては気が気ではありません。家族の体調不良ばりに心配しました。そして分解して確認すると、、、

写真の真ん中の方にあるプラスチックのパーツ。コンバーターとペン先を繋げる部分のパーツが、、、

割れている。。。

真っ二つに割れています。。。なんとか本体が真っ二つにならずに済んでいますが、時間の問題でしょう。

これを確認後、これ以上の被害拡大を防ぐ為に使用を中止しました。そして対策方を考えているうちにどんどん時間が経っていき、そのうち使わないことが普通になってしまいました。。。

私の筆入れの奥で眠りにつき、1年近くが経ったのです。。。その間にもいくつか万年筆が増え、寂しいことにμ701がいない生活に慣れてしまっていました。

 

しかし、

 

しかしながら、

 

筆入れの奥から出したμ701はやはり美しく、できることならもう一度、いや、最初に書けない状態だったことを考えると二度目の復活をさせたいと思うようになったのです。

 

最初は3Dプリンターで部品を作って直せないかと考えていたのですが、そんな大掛かりなことをする前に、PILOTのサイトを見ると、「PILOT筆記具修理お問い合わせセンター」があるではありませんか。なんでこんなの今まで気づかなかったんだ!!自分のバカーーーー!




PILOT 筆記具修理お問い合わせ サービスについて

まずは公式サイトのURLを貼って起きます。

「PILOT筆記具修理お問い合わせセンター」

こちらでは500円以上のPILOT製筆記具について修理をしてくれるそうです。μ701は30年前の定価が3500円なのでセーフ。

修理をする場合PILOTに筆記具を送る必要がありますが、その前にどういう状態で、修理ができるかどうかを電話で聞いて見ることをおすすめします。特に私のように古い万年筆の場合、送ったのはいいけどパーツがなくて直せない、ということもあるそうです。その場合は返送台をPILOTさんが負担で送り返してくれるようです。なんていい会社。

サイトからはメールで質問することもできますので、時間に余裕がある場合はメールを使用してもいいかもしれません。私はすぐに確認したかったので台湾から電話しましたw

窓口に電話をして、修理に関する質問である旨を伝えると、修理担当部門に繋いでくれます。そこで、現状を説明し、修理ができるかどうかを確認してもらいます。

私の場合、「μ701のコンバーターを刺す部分のパーツが割れてインクが漏れる」ということを伝えると、パーツを交換すれば治りそうですとの回答をいただきました。

上記のようなパーツ交換の場合、納期は3営業日程度で、輸送含めて1週間くらいで対応できるとのことです。また、単純なパーツ交換であれば、1000円+消費税で対応できるとのことです。30年前の万年筆でも直してくれるなんて、なんてありがたい。。。ただ、想定外の修理などがある場合、追加のパーツ代がかかる可能性があります。その為、筆記具を送る際に、「○○円くらいまでの修理なら進めてください」などの添え書きをしておくと納期が少し早くなるかもしれないとのことでした。

修理が終わった筆記具は着払いにて送ってもらうことができます。ただし、国内発送のみの対応だそうです(私が台湾から電話していることに驚かれましたw)。

そして自分の名前や、修理が必要な万年筆を送る時期などを伝えて電話を切りました。

 

これでやっと私のμ701が戻ってくる。

 

PILOTをますます好きになった瞬間でした。惚れてまうやろー!

 

まあ今はまだ台湾にいるので、10月くらいの帰国時に万年筆を修理に出してみようと思います。そして実際にかかる納期や、費用についてわかり次第またレビューしてみようと思います。

本日は私の(少し気持ち悪い)万年筆愛について色々かきました。
そんな記事をここまで読んでくださったかた。本当にありがとうございます。
今後も色々と書いていきますのでどうぞよろしくお願いします。



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